しわとは
肌の老化に伴い真皮の膠原線維、弾性線維などが減少・変性して、張力・収縮力を保てなくなるとシワを生じます。
肌の老化は経年変化（自然老化、生理的老化）と光老化に分けられ、経年変化については遺伝的素因の影響が少なくありませんが、真皮の線維の変性・減少は主に光老化によることがわかっています。加齢による肌の弾力低下や乾燥、ホルモン量の変化、紫外線の影響で肌が老化することなどが主な原因です。
シワの症状・原因
シワによって生じる症状というのは、ほとんどが外見上のものであると考えることができます。
表皮性シワ
表皮性シワとは、皮膚の最も表面にある厚さ0.2mm程度の層（表皮）にできるシワのことです。
ちりめんじわや小じわと呼ばれることもあります。
目元や口元に乾燥によって一時的にできる表皮性シワは、主に皮膚の乾燥が原因です。
真皮性シワ
真皮性シワとは、表皮のさらに内側にある、真皮という層にできるシワで、まぶたの下やほうれい線など広い部分にできるのが特徴です。 紫外線などのダメージにより、肌にハリをもたらすコラーゲンや肌の弾力に作用するエラスチンの劣化・減少した状態で、表情運動が繰り返し行われることでシワができていきます。