ほくろとは
メラニン色素を産生するメラニン細胞が変化した「母斑細胞(ぼはんさいぼう)」の増殖による皮膚良性腫瘍の一種です。
一言で「ほくろ」といっても、いろいろなタイプのものが存在します。また、ほくろと似た症状を呈する悪性腫瘍も存在します。
ほくろの症状
ほくろは、平たいものや盛り上がったもの、黒いものや肌色のものなど形状や色までさまざまな種類があります。
生まれつきでないほくろの場合、通常7mm程度までの大きさであることが多いです。
一方、生まれつきあるほくろ(先天性色素細胞母斑)は、時に20cm以上の大きさとなる場合があります。
生じる部位は、顔、首、腕や体が比較的多いです。 痛みなどは伴いませんが、見た目ではほくろと皮膚がんの区別はつきにくい場合があるので、皮膚科を受診して正しい診断を受けることが重要です。
ほくろの原因
ほくろは、成長過程においてメラニン色素を産生するメラニン細胞が変化した「母斑細胞」が増殖することで生じます。 生まれたときにすでに生じているものもあれば、成長する途中で新たにできてくるものもあります。