あざ

あざとは

皮膚の一部が、周囲の肌と異なる色だったり状態が違っていたりするものを一般的にあざと呼んでいます。
転んだりぶつけたりしてできる内出血によるあざと、皮膚の良性腫瘍であるほくろ(母斑)や血管腫がほとんどですが、まれに皮膚がんなどの悪性の場合もあります。

あざの症状

皮膚の一部が周囲の肌と色や状態が異なり、ほとんどの場合は痛みは伴わず、美容的に問題がなかったり、将来的にがん化する可能性がなければ放置しても問題はありません。

ただし、生まれつきあるあざが大きかったり、複数ある場合には皮膚以外にも複数の器官に影響していた李別の病気を合併する母斑症である可能性があり、全身の検査が必要になる場合があります。 また、黒あざだと思っていたものが実は皮膚がんで、悪性黒色腫(メラノーマ)だったということもあります。

あざの原因

転んだり、ぶつけたりして起こるあざ(内出血)は、時間の経過とともに薄くなり、なることが多いです。
一方、時間経過によってなくならないあざは遺伝や皮膚の局所的な変化によるものが多いです。

黒、茶、青あざと呼ばれるあざは、通常、表皮という皮膚の一番奥の層に存在しているメラニン色素を生成する細胞が、表皮より浅い層の真皮に存在することがあります。
真皮でメラニン色素を生成されると、その部分の皮膚の色が異なって見えます。

皮膚の深い部位に存在すれば青く見え、皮膚の浅いところに存在すると茶色っぽく見えます。またメラニンの量が多いと色が濃く見えます。
一方で赤あざとよばれるあざは、皮膚に存在する血管が増えたことで、赤血球のもつヘモグロビン(赤い色素)によってその部分が赤く見える皮膚の病変で、医学的には血管腫と呼ばれています。

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