乾燥肌

乾燥肌とは

乾燥肌とは、肌の水分・皮脂が不足して潤いがなくなっている状態です。
入浴や過度な洗顔、食生活などの様々な原因より肌を保護している皮脂が失われた状態で、全身がカサカサする、皮膚に白い粉が吹いている、かゆみがあるなどの症状がみられます。

乾燥肌の症状

肌の水分・皮脂が不足して潤いがなくなっているため、かさつきや、洗顔・水仕事の後のつっぱり感などの不快感、肘やひざなどに粉をふいたり、皮膚表面に光沢を伴うしわができることもあります。

肌のバリア機能が低下して外部からの刺激に弱くなり、炎症を伴う肌トラブルが起きやすくなります。
乾燥肌の状態を放置していると、本来皮膚の奥に存在している知覚神経が刺激されて皮膚の表面近くまで伸びてきます。これによって知覚神経が過敏になり、衣服のこすれなどの刺激でもかゆみやヒリつきを覚えやすくなります。

乾燥肌の原因

乾燥肌の原因は次のようなものがあげられます。

生活習慣

皮膚の細胞が約4~6週間で生まれ変わる仕組みをターンオーバーといいます。
このターンオーバーが生活リズムや間違ったスキンケアなどで乱れてしまうと、皮膚の細胞同士のつながりが弱くなり、肌のバリア機能が低下してしまい乾燥肌などの肌トラブルを起こしやすくなります。

空気の乾燥

肌のバリア機能は表面を汗と皮脂が混じり合った保護膜で保たれており、これにより乾燥を防いでいます。 しかし、季節の移り変わりやエアコンなどで湿度が低下すると、汗や皮脂が分泌されにくくなり、肌も乾燥しやすくなってしまいます。

紫外線によるダメージ

肌の一番外側にある角質層が紫外線によるダメージを受け、肌のバリア機能を低下することで、肌トラブルを起こしやすくなります。また、バリア機能が低下した肌は内部に紫外線が、侵入しやすくなるので、乾燥はさらに進み、炎症を起こしてしまいます。

加齢

個人差はありますが、年齢とともに皮脂分泌量が減少する傾向にあります。 これらが減少すると、肌のバリア機能が低下しやすくなり乾燥肌を引き起こします。

皮膚科・美容皮膚科の病気

タイトルとURLをコピーしました