強迫性障害とは
強迫性障害とは不適切な思考やイメージによって過剰に不安になり苦痛を回避する行為によって仕事や生活、人間関係に影響が出てしまう精神疾患のことです。
鍵をかけたか、ガスの火を止めたかなど確認することはありますが、それが度を越した状態になると強迫性障害の可能性があるかもしれません。
主な症状
こころの病気であることに気づかない人も多いのですが、治療によって改善する病気です。
以下のような行動や考えによって日常生活に異常をきたしたり、周囲の人が困っている場合などは一度ご相談として受診ください。
不潔恐怖と洗浄
汚れや細菌汚染の恐怖から過剰に手洗い、入浴、洗濯をくりかえすドアノブや手すりなど不潔だと感じるものを恐れて、さわれない。
加害恐怖
誰かに危害を加えたかもしれないという不安がこころを離れず、新聞やテレビに事件・事故として出ていないか確認したり、警察や周囲の人に確認する。
確認行為
戸締まり、ガス栓、電気器具のスイッチを過剰に確認する(何度も確認する、じっと見張る、指差し確認する、手でさわって確認するなど)。
儀式行為
自分の決めた手順でものごとを行なわないと、恐ろしいことが起きるという不安から、どんなときも同じ方法で仕事や家事をしなくてはならない。
治療について
強迫性障害の治療には、薬物療法と精神療法の2つの療法を組み合わせるのが効果的だとされています。
患者さんの多くは、強迫症状や抑うつ、強い不安感があるので、まず抗うつ薬などで状態を安定させてから、精神療法に入るのが一般的です。
治療費目安
初診・再診料のほか以下のような治療費がかかります。
通院精神療法として | 1,000円程度(3割負担の場合) |
処方箋の発行料として | 200円程度(3割負担の場合) ※別途お薬の代金は薬局にてお支払いください。 |
カウンセリング料(来院) | 15分:2750円(税込)(自費診療) ※お話をする他にマインドフルネスによるメンタルケアも行います。 |