脳の「電気系統」を整える。精神科医が教える、心をメンテナンスする漢方の知恵

精神科医として伝えたい、心の「巡り」を整える漢方

精神科の診察室で大切にしているのは、目に見えないエネルギー(気)の巡りです。

西洋薬が、特定の症状という「故障箇所」をピンポイントで修理する役割だとすれば、漢方は脳や神経を流れる「電気系統全体」を安定させ、オーバーヒートを防ぐメンテナンスのような役割を果たします。

日々かかる負荷でパンクしそうな心身を、根本から整えてくれる「4つの味方」をご紹介します。

1. 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう):喉の「詰まり」を流し、不安を解く

喉に梅の種が詰まったような違和感(梅核気)は、エネルギーが喉元で渋滞しているサインです。

この滞った「気」をスムーズに循環させ、ふさぎ込んだ気分をスッと晴らしてくれます。

2. 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう):脳の「昂ぶり」を沈静化させる

ストレスが長く続くと、脳が常に興奮状態で「熱」を持ってしまいます。

この処方には、重みで落ち着かせる生薬成分が含まれており、浮き足立った神経をどっしりと鎮めます。脳がフル回転で休まらない方に最適です。

3. 抑肝散(よくかんさん):神経の「無駄な放電」を抑え、イライラを鎮める

東洋医学でいう「肝」は、自律神経や感情を司る場所です。

ここが高ぶると、イライラや筋肉の緊張として現れます。脳の過剰な興奮を鎮め、まぶたのピクつきや歯ぎしりを和らげ、尖った心を丸く整えてくれます。

4. 加味帰脾湯(かみきひとう):心に「栄養」を届け、自然な眠りを誘う

考えすぎて燃料切れになった心身に、温かな栄養(血)を補給します。

不安や物忘れをケアし、無理やり眠らせるのではなく、穏やかな眠りへと自然に導いてくれる「心の栄養剤」のようなお薬です。

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