
漢方は「生体システム」を整えるロジカルな医学
今回は、皮膚科と精神科の二つの視点を掛け合わせた「統合治療」の進め方についてお話しします。
まず強調したいのは、漢方は決して「精神論」や「おまじない」ではなく、生体システムに働きかける非常にロジカルな医学であるということです。
西洋薬が特定の箇所にピンポイントで作用するのに対し、漢方薬は多くの有効成分が、自律神経、免疫系、ホルモンバランスといった複数のポイントに同時に働きかけます。
「ストレスで心が疲れ、免疫が乱れ、肌に湿疹が出る」という現代人特有の連鎖反応を、丸ごと調整できるのが漢方の大きな強みです。
「対話」と「視診」こそが、最良の診断データ
漢方には伝統的な診察法として「腹診」や「舌診」がありますが、当院ではあえてそれらを行っていません。
その代わりに私が医師としての専門性を最大限に発揮しているのが、「精神科医としての徹底した対話(心の声)」と「皮膚科医としての緻密な視診(肌の表情)」です。
現代の不調の多くは、複雑な社会ストレスが自律神経を介して肌に現れるものです。
お腹や舌の状態を確認すること以上に、「今、どのような環境で、どのような想いを抱えて生きているのか」を詳細に伺うこと。
それこそが、最適な処方を導き出すための何よりの「診断データ」になると考えています。
「心」と「肌」を同時に癒やす、セット処方の例
原因(心)と結果(肌)の両方にアプローチすることで、回復のスピードは格段に上がります。
【イライラ・のぼせ + 赤ら顔・痒み】
神経の昂ぶりを鎮める「抑肝散」 + 炎症を冷まし潤いを補う「温清飲」
【プレッシャー・喉の詰まり + 顎ニキビ】
自律神経の緊張を解く「半夏厚朴湯」 + 毛穴の炎症を抑える「十味敗毒湯」
【診療のご案内】あなただけの「健やかさ」を引き出すために
皮膚科・精神科・美容皮膚科。これらすべての窓口がつながっている当院だからこそ、あなたという一人の人間をトータルで拝見し、最適なバランスを提案できます。
「体も心も、どこから手をつければいいか分からない」 そんな時こそ、当院の扉を叩いてください。
心と肌の両面から、あなたが本来持っている健やかさを効率的に引き出すお手伝いをいたします。
皮膚科、心療内科、精神科、内科、形成外科、アレルギー科
住所:〒160-0022 東京都新宿区新宿3-22-11 RSビル2階
アクセス:新宿駅東口 徒歩2分(1階の龍生堂薬局新宿中央店が目印です)