第1弾:皮膚に何も出ないのにピリピリ痛い?「無疱疹性帯状疱疹」の症状と治療法

皆さんは「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」という言葉を聞いたことがありますか? 体の中に隠れていたウイルスが、疲れやストレスで免疫が落ちた時に暴れ出し、体にピリピリとした痛みと、赤いプツプツや水ぶくれが「帯状(おびじょう)」に広がる病気です。

しかし、中には【無疱疹性帯状疱疹(むほうしんせいたいじょうほうしん)】といって、その特徴である「湿疹が全く出ない」タイプの帯状疱疹があることをご存知でしょうか。

見た目には何の変化もないのに、神経の嫌な痛みだけが続くのがこの病気の特徴です。

〜 こんな症状はありませんか? 〜

皮膚には何も出ていないけれど……

  • チクチク、ピリピリとした痛みがある

  • 何かが貼り付いているような違和感や、痛痒(いたがゆ)さがある

  • 息を吸うたびに、ズキッと痛みが走る

  • 夜、痛みで目が覚めてしまう

見た目に症状が出ないため、「骨が悪いのかな?」「内臓の病気かな?」と不安になり、整形外科や内科を受診される方も多いです。検査をしても「異常なし」と言われるのに、痛みだけはしっかりある……。そんな状況で、お一人で困り果ててしまう患者様をたくさん見てきました。

もちろん、骨などの異常がないかを確認するために整形外科を受診することはとても大切ですが、もし原因が見つからない場合は、この病気の可能性も考えてみてください。

原因と治療について

原因は通常の帯状疱疹と同じく「水痘・帯状疱疹ウイルス」です。

そのため、治療も同じように「抗ウイルス薬」を1週間ほど内服します。

お薬を飲むことで、辛い痛みも時間の経過とともに少しずつ和らいでいきます。

院長からのメッセージ

「風邪もめったにひかないし、じっとしているより動いている方が好き!」 そんな、いつも活動的でパワフルな方が、ふとした疲れの溜まった時に発症されるケースを、私は診察室でよくお見受けします。

「皮膚は何ともないのに、この痛みは何だろう?」「自分の気のせいかな?」と、一人で不安を抱え込む必要はありません。原因がわからない痛みは、体からの大切なサインです。

当院では、医学的な診断はもちろんのこと、患者様が抱える「なぜ痛いのかわからない」という不安な心にも寄り添いたいと考えています。どんな些細な違和感でも構いません。我慢せずに、ぜひ一度、新宿皮膚と心の診療所の医師にご相談ください。

あなたの不安を安心に変えられるよう、一緒に解決していきましょう。

新宿皮膚と心の診療所院長(皮膚科・精神科)より

新宿皮膚とこころの診療所
 皮膚科、心療内科、精神科、内科、形成外科、アレルギー科
住所:〒160-0022 東京都新宿区新宿3-22-11 RSビル2階
アクセス:新宿駅東口 徒歩2分(1階の龍生堂薬局新宿中央店が目印です)
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